WindowsUpdate不具合 KB5000802 / KB5000808

2021/04/03 ブログ
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2021年3月10日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5000802 / KB5000808、および、3月16日に配信された『印刷時にBSoDが発生する不具合』を修正した緊急リリースKB5001567 / KB5001566、および、3月19日に配信された『正常に印刷できない不具合』を修正した緊急リリースKB5001649 / KB5001648の不具合情報です。

KB5000802

KB5000802はWindows10 バージョン20H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。KB5000802には以下の既知の不具合があります。

 

不具合概要

ふりがなの自動入力が正常に動作しない場合があります。例えば、漢字で氏名を入力した際にふりがなも自動入力されるようなアプリケーションを使用すると、正しくないふりがなが表示される場合があります。

この不具合は『ImmGetCompositionString()』関数を使用するアプリで発生します。

(Microsoftによると、この不具合は2020年10月14日公開のKB4579311から発生しているとのこと)

回避策

『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することでこの不具合を回避できます。

不具合概要

2020年9月16日(現地時間)以降の更新プログラムを適用したWindows10 バージョン1809以降の環境から、2020年10月13日(現地時間)以降の更新プログラムが統合されていないメディアやインストールソースを使用して後継バージョン(20H2、2004、1909、1903)へアップデートした際、システム証明書とユーザー証明書が消失します。

回避策

Microsoftによると、この不具合が発生した場合は以前のバージョンにロールバックすることで解決できるとされていますが、すでにロールバック可能期間を過ぎている場合の解決策は案内されていません。

また、Microsoftは2020年12月11日付けでこの不具合情報を更新し、最新の機能更新プログラムのバンドルおよび更新されたメディアを使用することでこの不具合は発生しないとのことです。

不具合概要

この更新プログラムをインストールした後、一部のアプリケーションで特定のプリンターから印刷しようとすると『APC_INDEX_MISMATCH』のブルースクリーンエラー(BSoD)が発生する場合があります。

回避策

この不具合は2021年3月16日に配信されたKB5001567にて修正されました。

詳細は以下の記事参照。
印刷時のブルースクリーンエラー(BSoD)を修正。KB5001567 / KB5001566が緊急リリース